みなさんは「スワイショウ」という腕振り運動をご存知でしょうか?
ちょっと聞き慣れない感じの言葉ですよね。これは日本語ではなく「サンスクリット語」です。
サンスクリット語はインドや東南アジアで使われていた古代語です。
サンスクリット語のスワイショウは太極拳、気功なんか使われる準備体操のようなもので、動作的には手をプラプラと動かすものです。
健康効果があり、邪気を払って運気をあげるという風にも言われています。
免疫力を上げたり、引き寄せの効果がある、とも言われているんですね。
今回はこの運気も上げられるかもしれない「スワイショウ」についてまとめました。
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コンニチハまねこです!今回は運気にも健康にも効果がある究極の体操
「スワイショウ」についてご紹介します。これを機にみなさんも習慣に取り入れてはいかがでしょうか?
目次
スワイショウって何?由来は?
スワイショウは、人気のゲーム、リングフィットに採用されたことからも、話題となりました。
そんなスワイショウとは、どのような体操なのでしょうか?
スワイショウがサンスクリット語というのは分かりました。
ですが、そもそもこの体操はどこから来ていて、どのように行えばいいのか。
「スワイショウ」について、少し深掘りしてみましょう。
インドから伝わった中国の秘術
もともとはインドから中国に渡った、達磨大師の「易筋経」にあった、禅を作った長寿方法の秘術です。
達磨大師は“ダルマ”の元になった人ですね。
菩提達磨(ぼだいだるま、中国語: 达摩、サンスクリット語: बोधिधर्म, bodhidharma、ボーディダルマ)は、中国禅宗の開祖とされているインド人仏教僧である。達磨、達磨祖師、達磨大師ともいう。「ダルマ」というのは、サンスクリット語で「法」を表す言葉。達摩との表記もあるが、『洛陽伽藍記』や、いわゆる中国禅の典籍『続高僧伝』など唐代以前のものは達摩と表記している。画像では、眼光鋭く髭を生やし耳輪を付けた姿で描かれているものが多い。
https://ja.wikipedia.org/wiki/達磨より
諸説あるようですが、スワイショウは元々は禅から来ていて、動く禅「動禅」とも呼ばれていたりします。
中国に伝わった際に気功や武道にも取り入れられるようになりました。
スワイショウはどんな漢字?
「スワイショウ」は中国から伝わったということで漢字があり「甩手」という風に書きます。
読み仮名は甩手です。
「甩」は日本では見かけない漢字ですね。
意味としては「勢いよく振る、振り回す」などの意味があります。
この1字で「スワイ」と読みます。
「手」の方の意味はそのままですね。
こちらは日本の音読みで「シュ」ですが、ここでは「ショウ」となります。
(※発音については、どちらもカタカナ語で声調などもあるので厳密には違います。)
つまり、訳すと「手を振り回す」という意味なんです。
なるほど!本当にそのままの意味です。
英語でも「shuai shou」もしくは「shuai shou gong」(gongは「功」)というふうに訳されています。
ちなみに「shuai shou」で検索すると、たくさんのサイトや動画が出てきます。
やはり、効果があり色々な国で広まっているんですね。
日本では奇跡の「両手振り体操」として広まる
日本で一般的に広めたのは「船井幸雄」さんの存在が大きいと言われています。
広まった際に「両手振り体操」として紹介されました。
船井 幸雄(舩井 幸雄、ふない ゆきお、1933年1月10日 – 2014年1月19日)は、大阪府出身の経営コンサルタント、自己啓発書作家、精神世界・スピリチュアル系の著作家、オカルティスト。コンサルティング会社・船井総合研究所の創業者・代表取締役会長。株式会社本物研究所、船井メディア、船井財産コンサルタンツのトップを務めた。
バブル崩壊後の不況、オウム真理教による事件の後の1990年代半ば以降の精神世界・スピリチュアルブームを牽引し、スピリチュアル界のドンと呼ばれた。1994年からスピリチュアル系イベント「船井幸雄オープンワールド」を開催し、多くのスピリチュアル系の人材を輩出し、スピリチュアル系の一大派閥を形成した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/船井幸雄より
また、船井幸雄さんはスピリチュアルや波動についての研究などで、とても有名です。
なので、この辺りからもスピリチュアル的に注目されるようになったのかもしれません。
実際に船井幸雄さんは医学的には説明がついてない健康効果などもありました。
中でも「高齢でも活力があった」「視力が回復した」という効果は大きく取りざたされています。
以前は「船井メディア」ホームページに「両手振り体操」の専用ページがありましたが、現在はサイト自体がなくなってしまったようです。
スワイショウを教えたのは工学博士の関英男
日本で広めた船井さんにスワイショウを教えたのは電気工学博士の関英男博士です。
関 英男(せき ひでお、1905年(明治38年)10月13日 – 2001年(平成13年)12月16日)は日本の電気工学者。
山形県出身。東京工業大学電気工学科卒業。工学博士。東京工業大学・ハワイ大学・電気通信大学・千葉工業大学・東海大学の教授を歴任。電子情報通信学会名誉会員、IEEEフェロー。紫綬褒章、勲三等瑞宝章受章。電波工学の世界的権威として知られる。電気通信における雑音について、情報理論の提唱をすぐに取り入れた研究成果などがある。
一方で1970年代頃から、「科学では解明できない神秘」といったようなものにも傾倒し、晩年は「太陽の表面温度は26度で、黒点には植物が生えている」「陽子が歪むと癌になり、中性子が歪むとエイズになる」などの奇説を唱えた。また、加速学園代表、日本サイ科学会会長・名誉会長など、サイ科学・加速教育などを提唱・推進した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/関英男より
関博士は台湾の蔵広恩さんから「易筋経」を知りました。
両手振り体操(スワイショウ)を船井さんと同じく高齢の80代になってから実践していて、96歳の亡くなる前までとても元気だったみたいです。
そして、関博士自身には以下の効果があったとされてます。
- 胃がんの治癒
- 視力回復
- 若返り
胃がんの治癒については本当にすごい効果ですね!
また、自らの研究で独自の解釈を入れて様々な著書を出版されています。
最初に日本に広めたのは楊名時
日本に広く伝えたのは船井幸雄さんですが、最初に広めたという意味では、楊名時さんではないか?と言われています。
楊名時(中国語:Yáng Míng-Shí/和名:よう めいじ、1924年 – 2005年7月3日)は、中国山西省五台県古城村生まれで日本に帰化した武術家。
京都大学法学部政治学科卒業後、東京中華学校校長を経て、大東文化大学名誉教授、楊名時八段錦・太極拳を創始。 1960年頃より、日本で太極拳の指導・普及に携わる。 日本健康太極拳協会(楊名時八段錦・太極拳友好会)最高顧問を務めた。日本空手協会師範。 2005年7月3日逝去。享年80。https://ja.wikipedia.org/wiki/楊名時より
楊名時さんは日本でもっとも普及している太極拳の「楊名時八段錦・太極拳」の創始者です。
八段錦というのは中国古来の医療体術で、それと太極拳を組み合わせたものが「楊名時八段錦・太極拳」とのこと。
楊名時八段錦・太極拳は色々な地域に教室があり、ホームページなどで運動メニューを調べてみると最初と最後の方に「スワイショウ」という文字があります。
このように太極拳でも用いられているんです。
- はじまりはインド出身の禅の始祖、達磨大師の「易筋経」から
- 中国で気功や武術、太極拳の要素も加わる
- 日本では「両手振り体操」として広まり、関博士などの独自の解釈が加わった物がある
スワイショウにはどんな効果があるの?引き寄せ効果は?運気は上がる?
腕を振るだけなのですが、健康効果や運気アップ的な効果があるとされています。
紹介されているもので、ちょっと上げていきます。
スワイショウの健康効果
- 肩こり
- 便秘の解消
- ダイエット
- 冷え性
- 腰痛
- 疲労回復
- リラックス効果
肩を動かすので、やはり肩こりには効きそうですね。
瞑想的な効果もあるので、リラックスや疲労回復も頷けます。
医学的にも証明されてない効果
ここからは医学的にも証明されていませんが、こんな効果も?というものも紹介します。
- 視力回復
- 若返り
視力回復については関英男博士、船井幸雄さんが実際に視力がよくなっているので期待ができそうです。
若返りについては関博士の研究により理論が説明されています。
その他に関博士著書の「宇宙学序章グラビトニックス」によれば、以下にも効果があったそうです。
- 関節炎
- 食道がん
- 頚部リンパ線癌
- 半身不随
- 肝硬変
- 白内障
- トラコーマ、色盲、まぶたに生じるこぶ
- 心臓病、高血圧
- 神経症、精神分裂症
- 腎臓病
本当であれば、すごい健康効果ですね。特にお金もかからないので、とりあえず信じてブンブン振ってみるのがいいかもしれません。
禅や気功などの観点からの効果
- 邪気払い
- 潜在意識の改革
やはり気功の観点から邪気払いについては期待できるそうです。
ただし“意識する”ことがとても大事なんだとか。
この辺りを知るには、実際に太極拳などの気功について学ばないとちょっと難しいみたいです。
「動禅」ということで潜在意識を改革できるというのも頷けます。
金運などの運気をアップできるというのが、やはり「気」が関係してそうです。
邪気を払って意識が改革されて、結果として運気が上がるということみたいですね。
関博士の研究より若返り効果について
スワイショウは関博士の研究により若返り効果があるのではないか?と言われています。
予備知識なども無く理論的にも難しいので、説明するには足らないかもしれませんが、調べたもので簡単に説明してみます。
- 重力子が結合した粒子の「GTP」と呼ばれるものがあり、人間は生まれた時に多数これを持っています。
- 基本的に増えることはなく、時間が過ぎると、どんどん減っていってしまいます。
- GTPは老化や病気に関係しているため、減ってしまうと当然ながら老化や病気が進みます。
- スワイショウを行うと、手と手の間に渦ができ、新しいGTPが作られて、それを吸収することで若返ることができます。
- もし、GTPが増えないのであれば、手を朝日にかざすといいとのことです。
正直、何のこっちゃ?という感じですが…もしかしたら若返りの効果があるかも?ぐらいに思っておくといいのかもしれません。
理論などが気になる方は、関博士の著書をチェックしましょう。
- 肩こり、冷え性などの体を調整するような体操としての効果
- 医学的な根拠はないが「ガン」や「半身不随」など、重い病気の治癒
- 気功的な「邪気払い」運気アップ
- 「GTP」が増えて若返り効果
スワイショウのやり方は?
スワイショウのやり方はたくさんあるようですが、基本となる物は2つです。
▼基本の2種類
- 前後に手を動かす「縦のスワイショウ」
- 左右に体を捻るようにする「横のスワイショウ」
縦のスワイショウ
足の幅は肩幅ぐらいで体を真っ直ぐにして立つ
両手を胸の高さほどまで前に突き出す
両手を自然に落とす感じで、体の後ろまで手を引く
反動で手を前に戻す
(3)(4)を繰り返す
※手を落とす際に膝を、曲げて勢いを調節することができます。
- とにかく肩の力を抜くことが大事
- 手を後ろにする時は無理に上げないようにする
- なるべく顎を引く
- 肘は曲げない方がいい
手のひらの向きについて
手のひらについては内側に向ける方法と下に向ける方法があります。
関博士によるものは内側に向ける方法です。
内側向けることで手と手の間に「GTP」が発生して若返りの効果が生まれるとのこと。
横のスワイショウ
もう1つの横にねじるスワイショウ。
ラジオ体操第一の7番目に来る体をねじる運動に似ています。
- 足の幅は肩幅ぐらいで体を真っ直ぐにして立つ
- でんでん太鼓になったイメージで両手を体に巻きつける感じで体ごとひねる
- 今度は(2)と逆側に体をひねる
- (3)(4)を繰り返す
※可能であれば体を左右に揺らす感じで体重移動をしましょう。
- こちらも十分に体の力を抜く
- 体重移動をする場合は膝を内側に曲げないように注意!
- 頭も回るので目が回ったり、吐き気がすることがある
その場合はあまり頭を回さず、回数も抑えめにする - 腰に負担がかかるので腰が悪い方には注意が必要
どれくらいやればいい?時間は?回数は?
回数や時間は教えてる人、伝えられ方によって様々。
基本的には自分のペースでというのが多いみたいです。
調べて、多かったのは1日200〜500回程度でした。
時間で測る場合は、およそ3分から長くても10分ぐらいで1日朝晩に2セット。
また、病気を直したかったりエネルギーが欲しい時は20〜30分ぐらいで1000~2000回ほど。
「年齢×100回」を目指すと良いともされているみたいです。
ちなみに、関博士は毎朝2000回おこなっていたそうです。
時刻や場所は関係ある?
基本は時間を気にしすぎないで朝晩や準備体操などで行えばいいようです。
ですが、関博士によれば、日の出前と深夜0時に行うとGTPを得るためによく、「東の方角」太陽の出る方角を向くとエネルギーを受けられるそうです。
スワイショウのやり方のオススメ動画
分かりやすい瞑想的なスワイショウの解説動画。呼吸法や意識についても軽く解説されています。
こちらは本場、中国の動画です。雰囲気を見てみると面白いかもしれません。
スワイショウは太極拳や武術の教室でも使われているので、本格的に知りたい場合は教室などに行ってみるのもいいかもしれないですね。
実際にやってみてどんな感じか?
試してみると、ほんのちょっとだけ息が上がって、体は少し温まるような感じです。
運動する前の準備体操にも、とても良さそう。
1回あたり1秒というペースでやると、時計を見れば回数が分かるので、やりやすいと思います。5分もやれば300回程度やったことなりますね。
ですが、10〜15分となってくると意外と「ちょっと退屈だな〜」と思ってしまうかも…。
なので、健康効果を期待するだけなら、「ながら」でやると良さそうです。
1000回位なら16分40秒でTVや動画を見ながら楽にいけます。
※ただし、気功や禅の観点からは意識が大事なので注意が必要かもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?インドの禅からはじまった「スワイショウ」。
たくさんの人が実践していて、スピリチュアルなパワーもありそうです。
「やればやるほど運気も上がっていく」というのも見かけましたが、正直なところ真偽は分かりません。
本当であれば宝くじを買う前などにプラプラ〜と手を振っておくのもいいかもしれませ
ん。(周りにいる人からは怪訝な顔をされそうですが…笑)
手軽に金運アップしたい方は、こちらの記事も参考になります。
また、金運アップ待ち受けに変えることで、幸福度が上がったりもします。
仮に運気が上がらなくても健康効果はあるので、とりあえず「朝晩5分」ぐらいずつから実践していくといいかもしれませんね。