裕福と聞くと恐らく多くの人が「お金持ちになる」ことだと答えるでしょう。
確かに生きていく上ではお金が重要、結果的には金銭的な余裕が裕福に繋がるのは事実。
しかし裕福とは「心の平穏」や「満足感」だと考える人も少なくありません。
つまり「自らの境遇に喜びを感じることが出来る人」が裕福だとも言えるでしょう。
ここでは裕福の意味を始め、裕福な国·家庭·年収など様々なものをまとめました。
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目次
裕福な家庭の悩みには何がある?

ハリウッドや資産家など莫大な財産を築く人を、“羨ましい”と思う人は少なくありません。
実際に億万長者になれたなら、とりあえずお金の心配はしなくても済みます。
しかし例えそれが努力によって手に入れたものでも、お金のない人からは嫉妬の対象になってしまう場合もあるでしょう。
何か悩みがあっても「どうせ悩みなんてない」と、真剣に相談に乗ってもらえないことも。
また裕福な家庭に育った子供は、「大学の学費ぐらい出してくれて当然でしょ」と親に反発心を持つこともあります。
これが裕福でない家庭なら「生活に苦しいなか学費を出してくれてありがとう」と感謝してくれたりするものです。
裕福=愛情には必ずしも結び付かず、寧ろお金の恩恵があるからこその家族だと感じてしまってもおかしくないでしょう。
裕福な家庭に長くいても、日頃の感謝の気持ちを忘れないことが大切。
そうすることで外面だけでなく内面も裕福になれるはずです。
裕福=お金持ちではない?裕福の本当の意味って何?

裕福を富や権力に結び付ける傾向にあるのは確かですが、人間社会全体を見渡すと決してそうとは言えません。
富=裕福ではなく心の平穏や幸福に金融資本の手段として重きを置いており、富を心の平穏と考えている人が一番多いです。
つまり、物質的な目的より精神的な安心の為に金銭的な豊かさを求めているということになります。
金融資本の手段と見なしている人々もいますが、これは投資や貯蓄をすることが満足感を得ることに繋がっているからです。
性別で言うと男性の28%が富や権力に重きを置いているのに対し、女性は20%で内面的·精神的な豊かさを求めているという情報がありました。
これはボストン·プライベートによる調査結果で、男性は自身の成功や物質的な豊かさを求めている人が多いことが分かります。
今のところ男性のほうが権力や影響力にとらわれがちですが、時間が経てば“心の平穏”を重視する人が増えてもおかしくありません。
必ずしも同じ傾向が継続するのではなく、その時代の状況によって大きく左右されることもあるのは自然なことでしょう。
世界で最も裕福な国ランキングトップ5!

「世界で一番裕福な国ってどこ?」と質問されたら、あなたなら何て答えますか?
国自体がお金持ちなら国民の生活も自然と豊かになるでしょう。
実際に調査してみると富豪が多いのは中東の国々で、ランキングの上位を占めていることが分かりました。
そこで以下では世界で裕福な国をランキング形式で紹介していきたいと思います。
第5位:アイルランド

イギリスの西側に位置する人口490万人の島国で、アイルランド島の大半を所有する共和制国家です。
南にケルト海、東にアイリッシュ海、南東にセントジョージ海峡という美しい海に囲まれているアイルランドは、一人当たり83.850ドル(2020年時)のGDPを誇っています。
食料·鉱業·繊維などの産業が盛んで小規模な貿易事業も活発化していました。
EUの勝ち組と言われるだけあり、EU諸国との強固な貿易関係が今日のアイルランドを”裕福な国”に変えたと言っても過言ではありません。
第4位:ブルネイ

イスラム教国家ブルネイは世界有数の裕福な国として知られています。
石油やガスなどの天然資源が豊富で、それを世界各国に輸出し莫大な利益を得ているようです。
特に天然ガスにおいては日本が最大の貿易相手国で、ブルネイの経済的繁栄には少なからず日本の影響があるのは事実。
逆に日本企業にとってもブルネイは重要な国となっています。
また国民一人当たりのGDPはASEAN諸国の中で2位を誇っているだけあり、消費税·教育費·医療費は全て無料。
日本から見たら羨ましく感じる非常に豊かな国であることがよく分かります。
第3位:シンガポール

シンガポールは超富裕層(金融資本が1億ドル以上)の割合が1位の香港に次いで多い国。
そして何よりも注目したいのが所得税が低く、贈与税や相続税を支払う心配がないことが挙げられます。
つまり日本のように苦労して築いた財産を国にごっそり没収されることがないわけで、子孫に財産を残しやすいのです。
因みに大富豪に多いのは銀行業·石油取引·投資家·不動産業などになります。
彼らの中には莫大な資産をプライベートバンクに運用を依頼する人もいるのだとか。
“相続が3代続くと財産がなくなる”と言われる日本から脱出し、シンガポールに移住する資産家がいるほどシンガポールは裕福な国ということです。
第2位:ルクセンブルク

西ヨーロッパにあるルクセンブルクは、歴史深く美しい街が魅力的な小国です。
一人当たりのGDPが10万ドル以上と、実に日本の2.6倍以上もあるのが大きな特徴。
ルクセンブルクが裕福な国になった理由は、金融という暴れ馬を上手くコントロールしながら莫大な利益を得ているからです。
EUの規制の範囲内とはいえ様々な手法でお金を呼び込み、今日の富裕国たるルクセンブルクを形成しました。
またユーロ圏であることからEUから資金を集めやすいのも、ルクセンブルクを豊かな国にした一因です。
第1位:カタール

さてここまで4つの裕福な国を紹介してきましたが、いよいよ第1位を発表したいと思います。
第1位は一人当たりのGDPが12万ドル以上で、石油·天然ガスの割合が財政の大部分を占めるカタールです。
単純にこれらの価格が増加すればそれと同時に収入も上昇する仕組みなので、石油と天然ガスはカタールの大切な資源。
日本にとってもカタールは重要な供給源で、カタールの事業に参画することで関連企業は利益を得ています。
少し話が逸れましたが国内を少し歩くだけで、宮廷のような建物がそこかしこに見えるほど富裕層は多いです。
最新電化製品も豊富で富裕層の割合はなんと17.5%にも上ります。
外国人労働者が多く流入し経済は活性化され、潤った分はカタール人に分配されているのが特徴。
また石油産業には自国民を優先的に雇用する”カタリゼーション”という国家主導の政策を適用し、富が海外に流出するのを防いでいるようです。
因みにカタールの高校生のお小遣いは月16万~50万、初任給は少なくとも55万とも言われています。
日本の高校生のお小遣いが月5000円で大卒の初任給は20万程度だと考えると、カタールは大変恵まれた国になるわけですね。
GDP世界3位の日本は裕福な国上位に入るのか?

上の項で裕福な国トップ5をご紹介しましたが、では日本は何位に入るのか疑問に思った人もいると思います。
日本のGDPは世界トップレベルですが、裕福な国ランキングでの順位は30位。
GDPは高いものの人々の富や幸福度は低く、貧富の格差が大きく広がりつつあるのが現状です。
税金に縛られず福祉·医療·教育などの社会保障が充実している国は、国民の満足度も自然と高くなります。
例えば北欧にはデンマーク·ノルウェー·アイルランドなど高福祉の国々が多く、幸福度ランキングで上位を占めているのが特徴。
それに比べて日本は相次ぐ不況に加えてこのコロナ不況で、低賃金や突然の解雇に悩まされる人が増えています。
そんな状態でも一人一人に重くのし掛かってくる税金は、とても楽観視出来るものではありません。
以前は経済大国と言われた日本も海外に技術が流れ、昨今の経済は衰退傾向にあるのが現実。
企業がリスクのある舵取りを迫られる日本は、最早先進国とは言えないでしょう。
この現状を打破し「裕福な国」になるには、現実を直視することから始めるのが重要となります。
裕福を英語で訳すとどうなる?

ここからは裕福を英語に訳すとどうなるのかについて説明していきます。
様々な言い方がありますが「Wealthy」と「Rich」が一番多い表現です。
この2つを使った例文を作ってみたので是非参考にしてみてください。
My friend comes from a wealthy home
一つ目の例文は「私の友人は裕福な家から来ました」という意味。
wealthyは“裕福な”を意味するので、英語の表現にはピッタリですね。
次にMy friend’s family is rich
「私の友人の家族は金持ちです」を表す英文で、こちらは非常に短く簡単な言い方になります。
もう一つ紹介するとIn the future I would like to marry someone from a rich familyという例文。
「将来は裕福な家族の誰かと結婚したい」
如何でしょうか?いずれの例文も非常に分かりやすい表現を使用しているので、すぐに覚えてしまうでしょう。
裕福の対義語は貧乏や貧困?それは幸福を追及する手段の欠如!

裕福の対義語は貧困や貧乏、聞いただけで落ち込んでしまうような言葉ですが、世界中にこれに該当する人々がいるのが現実。
明日の食事に困るような人·満足な栄養が摂取出来ない人など、一言に貧乏と言っても様々です。
裕福というのはお金があって健康的な日常生活を送ることだから、そこから“幸福や自由”が生まれることになります。
それを手にする為の手段が潰えてしまえば、経済的な困窮は勿論“幸福を追求”する手段が欠如したと言わざるを得ません。
なので辞書の上では裕福の対義語として貧困や貧乏が紹介されますが、本当の対義語は幸福や自由だとも解釈出来ます。
いずれにしても裕福に隠れた真の意味は、人々にとってとても大切なことなのは確かだと言えるでしょう。
裕福な家庭の基準や年収は?

皆さんが考える裕福な家庭の基準とは何でしょう?
「年収1000万以上の人でしょ」「私は資産が1億以上ある人のことだと思う」など考え方は様々です。
まず年収十億や何十億もあるような雲の上の存在は置いておいて、よく言われる”年収1000万以上はお金持ちか?”について考えていきます。
確かに日本人全体の僅か3.1%しかいない存在ですが、税金や社会保険料を考えると年収1000万では裕福とは言いきれないのではないでしょうか。
では年収2000万クラスならどうか?このレベルになると経営幹部や銀行の管理職など、本当に限られた人だけが達成出来ます。
日本の所得税率は年収に応じて高くなりますが、給与所得控除の限度額は220万までです。
健康保険+年金が140万、住民税160万と所得税390万ほど引かれ1310万が手取りとなります。
月110万ほどになると考えると、普通に生活していけばお金の心配をする必要はないでしょう。
さて、収入ではなく保有する資産から考えるとどのレベルが裕福と言えるのかも解説します。
純金融資産保有額を元にした野村総研のレポートによると、5千万円以上1億円未満が準富裕層となっていました。
1億円以上5億円未満は富裕層、5億円以上は超富裕層であるという定義。
このなかには不動産は含まれておらず、簡単に現金化出来る財産のみです。
これを見ると富裕層は1億円以上の資産がある家庭だと分かりますね。
但し裕福な家庭の定義は人それぞれなので、参考程度に知っておくことをおすすめします。
裕福とは何かを考えよう!まとめ

結局裕福になるということは、いくら幸せを追求しても最終的にはお金が関わってきます。
裕福で幸せな生活を送るにはお金を増やすことが必要不可欠なわけです。
しかし世の中にはいくら貧乏でもそれが幸せだと感じる人もいます。
今回の記事では主に裕福に対する世間一般的な意味合いや価値観を述べました。
それをどう解釈するかはこの記事を閲覧してくれているあなた自身です。